SEO対策におすすめのコンサルティング会社11選！選び方も解説

SEO対策のコンサルティング会社を利用するメリットを4つ紹介します。

流入数の増加が期待できる

コンサルティング会社を利用してSEO対策ができれば、自社サイトへの訪問者数増加やそれにともなう売上・知名度の向上が期待できます。自社のみで取り組むより、専門知識を持ったプロのコンサルのサポートを受けた方が、より早く高い成果が見込めるでしょう。

自社サイトの集客上の課題がわかる

SEO対策コンサルティングでは、自社サイトの課題を分析した後、適切な施策を講じて集客力のアップを図ります。この過程で自社サイトのユーザーの行動や競合サイトの分析が行われるため、自社サイトの集客上の課題を把握することが可能です。

課題がわからなくても基本的なSEO対策をすれば集客が改善するケースはありますが、そういった対策では再現性がありません。プロのコンサル会社のサポートを受けながら課題を明確化できれば、クリティカルな施策で効率的な集客力強化ができるでしょう。

マーケティングコストを削減できる

SEO対策にはユーザーの行動分析や競合分析などが欠かせませんが、自社で行うには時間とコストがかかります。また、専門知識がある人員がいない場合は、教育コストも必要になるでしょう。Googleコアアルゴリズムアップデートで頻繁にアルゴリズムが変わるため、継続的な学習が必要なのもネックです。

こうした専門性の高いSEO対策をコンサルティング会社に依頼すれば、SEOに関する知識を学ぶためのコストや、マーケティングにかかるコストを削減できます。社内リソースを本業に充てられるため、業務効率の改善も期待できるでしょう。

サイトの利便性を高めてUXを向上できる

SEO内部対策では、サイトの構造やUI/UXの改善にも取り組みます。複雑化して使いにくいサイトはGoogleから評価されにくいため、SEO対策のなかでも重要なポイントです。一方、内部対策にも専門的な知識が必要なので、自社だけで取り組むのは難しいというケースも多いでしょう。

SEO対策のコンサルティング会社を利用すれば、SEO対策の観点からサイトの構造やUI/UXを最適な状態にすることができます。サイトの利便性が改善されるため、売上や問い合わせに繋がるユーザー行動の増加にも期待できるでしょう。

ここではSEO対策のコンサルティング会社の選び方を紹介します。主な選び方のポイントは、以下の5つです。

不適切なSEO対策を行うコンサル会社は選ばない

SEO対策には、ホワイトハックSEO・ブラックハットSEOの2種類があります。検索エンジンの穴を突いた不正な方法で行われるブラックハットSEOを採用するコンサル会社は、絶対に選ばないようにしましょう。

・ホワイトハックSEO：ルール上、奨励される方法で行うSEO対策
・ブラックハットSEO：ルールの穴をついて、不正な方法で行うSEO対策

ブラックハットSEOは、被リンクを大量に設置したりコピーコンテンツを作成したりと、アルゴリズムの穴をついた方法で検索順位を上げようとするものです。品質の低いコンテンツでも上位表示できてしまう一方、自社のブランドイメージを傷つけてしまうリスクがあります。

ブラックハットSEOにより上位表示されたサイトは、Googleによる取り締まりを受ける可能性もあります。SEO対策をコンサル会社に依頼する場合は、必ず正しい方法で上位表示を目指すホワイトハックSEOを行うコンサル会社を選択してください。

提案が定量的で納得感のあるコンサル会社を選ぶ

SEOコンサルティングを依頼するコンサル会社は、提案が定量的で納得感のあるところを選びましょう。コンサル会社の中には、提案に具体性がなかったり、根拠が乏しかったりするところもあります。こうした場合、コストがかかるばかりで集客や売上の向上は見込めません。

気になるコンサル会社が見つかったら、無料のサイト診断や相談を利用してどんな提案をしてくれるのかを確認しましょう。複数社の提案を比較し、提案の具体性や根拠がしっかりしている会社を選ぶことをおすすめします。

SEO対策の特定分野での実績があるコンサル会社を選ぶ

コンサル会社の実績は要チェックです。自社と同じ業界・規模の企業での成功事例があれば、同様に自社でも期待どおりの成果を挙げてくれる可能性があります。気になるコンサル会社の実績を比較し、自社でも成果を上げてくれそうか確かめてみましょう。

「クリニックのサイトのSEOが得意」「ECサイトのSEOが強み」といったように、特定の分野を得意とするSEOコンサル会社も存在します。自社サイトの特徴とマッチするコンサル会社を選ぶのもおすすめです。

コミュニケーションが取りやすいコンサル会社を選ぶ

やり取りを密にしてプロジェクトを進める必要があるSEO対策では、コミュニケーションが取りやすさも重要なポイントです。定期ミーティングやレポート提出頻度、担当者とのやり取りの方法などを事前に確認し、連絡が取りやすいかどうか確認しておきましょう。

メールの文面や提案時の説明のわかりやすさにも注目してください。同じ提案でも、難しい専門用語を並べて説明する会社より、わかりやすく噛み砕いて説明してくれる会社がおすすめです。SEOとは何か深く理解できていない段階でも、提案が理解できる会社を選ぶと良いでしょう。
連絡への返信のレスポンスの早さや、急な相談にも柔軟に対応してくれそうかなどもコンサル会社選びのポイントです。SEO対策には長期的なサポートが必要なので、コンサルティング会社とは長い付き合いになります。ストレスなく利用できるところを選んでください。

複数のコンサルティング会社から提案を受けてから選ぶ

SEOコンサルティングを依頼するコンサルティング会社を選ぶ際は、必ず複数社に相談して提案をもらいましょう。複数社の提案を比較し、納得感のあるコンサル会社を選んでください。

サイトの診断や相談は無料で対応してくれるコンサル会社が一般的です。気になる会社をいくつかピックアップして、問い合わせフォームなどから相談してみましょう。コンサル費用も問い合わせてみないとわからないケースが多いため、相談時に確認してください。

なお、料金の安さだけでコンサル会社を決めるのは危険です。料金が安いコンサル会社は実績や経験、技術が足りないケースもあり、正しいSEO対策が実施できない可能性があります。

おすすめのSEOコンサルティング会社を11社紹介します。ここで紹介するSEOコンサルティング会社は、以下の11社です。

クラウドサーカス株式会社

クラウドサーカス株式会社では、顧客の課題解決と事業成長のための戦略立案・施策実行を支援する伴走型コンサルティングサービスを提供しています。

コンサルティングサービスでは、サイト診断から課題をあぶり出し、成果にこだわったマーケティング視点のSEO対策が可能です。サイト改修・UI/UX診断・コンテンツ設計・アクセス解析など、サイトの最適化に必要な施策をトータルでサポートします。

公式サイトでは、自社マガジン「KNOWHOW（ノウハウ）」でサイト運用や見込顧客づくりのヒントになる情報・ノウハウを公開しています。以下のようなSEO対策に関する情報も豊富なので、ぜひチェックしてみてください。

＜KNOWHOWのSEO対策コンテンツ例＞
・SEO：「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」の違いを理解して、記事コンテンツを作成できている
・SEO：「指名検索」と「一般検索」の違いを理解して、記事コンテンツを作成できている
・SEO：自社サイトの記事コンテンツは、「導入文・ボディ本文・まとめ文」に分けてわかりやすく構成できている

株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告やメディア事業を手掛ける、国内最大手のデジタルマーケティング企業です。自社でも複数の大型メディアを運営しており、SEOを含むマーケティングに関する豊富なノウハウと高いスキルが伺えます。

京都大学と共同でSEOを専門的に扱うSEOラボが設置されており、AbemaTVや各種マーケティングサービスにも活かされています。独自の知見から得られた戦略で、質の高いSEOコンサルティングサービスが期待できるでしょう。

株式会社アイレップ

株式会社アイレップは、広告代理事業やコンサルティング事業などを手掛ける博報堂グループの企業です。国内外のSEOトレンド調査や情報発信も行っており、豊富な経験とノウハウには期待が持てるでしょう。

SEOの抱えがちな問題として、キーワード・コンテンツ・ユーザー体験（UX）・テクノロジーの4つを掲げ、それぞれを解決できるコンサルティングサービスを提供しています。調査から運用まで、単なるサポートではなく「顧客をリードして成果を追求する」と謳っているのが特徴です。

SEOコンサルティング会社に強いリーダーシップを期待したい場合は、よい選択肢となるでしょう。

株式会社オプト

株式会社オプトは、幅広いマーケティング事業を手掛ける企業です。Business・Data・Communication・Customerの4つの軸でサービスを展開しています。

自社サービスが顧客にもたらす利益を表すLTVを上げるためのマーケティング施策の一環として、SEO対策も支援しています。市場トレンドやユーザーニーズをいち早く捉え、施策をアップデートしながら行われるサポートが魅力です。

ナイル株式会社

ナイル株式会社は、マーケティング・コンサルティング・メディア開発などの事業を展開している企業です。公式サイトの「ナイルのSEO相談室」では、SEO対策やコンテンツ制作などに関するサービス・実績・ノウハウなどが公開されています。SEOについて勉強したい人にも役立つでしょう。

SEOコンサルの他にアナリスト・編集者・ライターなどの専門家も在籍しており、一気通貫でサポートを受けられます。SEOの内製化のためのサポートにも力を入れており、将来的には自社のみでSEO対策を行いたい場合にもおすすめです。

アユダンテ株式会社

アユダンテ株式会社は、コンサルティングサービスや関連する製品を提供する企業です。SEO対策に関する書籍の出版やセミナー登壇の実績も多く、高い専門性が期待できます。SEOコンサルティングのほかには、Googleアナリティクスの導入支援や分析サポート、広告コンサルティングなども利用可能です。

根本的なサイトの最適化によるSEO対策が特徴で、抽出したサイトの課題に優先順位をつけて取り組みます。SEOサイト診断やコンテンツマーケティングなどプランの選択肢も豊富で、自社に合うサービスを受けられるのも魅力です。

株式会社Speee

株式会社Speeeは、マーケティングやDXに関する事業を手掛ける企業です。自社でも不動産関連の「イエウール」などのメディアを運営しています。イエウールは、不動産関連の難関キーワードで検索上位を獲得しており、株式会社Speeeの実力を示しているともいえるでしょう。

SEOコンサルティングでは3,000社以上の取引実績を謳っており、ユーキャンや女性自身など有名な企業・メディアでの取り組み事例が紹介されています。自社のノウハウが詰まった独自のシステムを活用したコンサルティングが魅力です。

株式会社PLAN-B

株式会社PLAN-Bは、デジタルマーケティングやDXなど幅広い事業を展開している企業です。「売上につながる戦略を明確にする」と謳うSEOコンサルティングでは、事業やサイトの特性を考慮した戦略構築のサポートを受けられます。

SEOコンサルティングの取引実績は5,000件以上で、経験や実績が豊富なのも魅力です。特に得意な領域として以下の4つを挙げているため、該当する場合は利用を検討してみてもよいでしょう。

・BtoBサービス オウンドメディア
・ECサイト/ポータルサイト
・YMYL領域のWEBサイト、クリニックのWEBサイト
・コンセプト設計が必要なBtoCコンテンツマーケティング

アイオイクス株式会社

アイオイクス株式会社は、インターネットビジネスに関するコンサルティングなどの事業を展開している企業です。日本初のSEO情報サイト「SEO Japan」を運営するなど、SEO対策に関しては広い知見やノウハウを持っています。

SEOコンサルティングサービスは、「検索順位やアクセス数を伸ばすだけでなく成果を出す」という点がアピールポイントです。売上や問い合わせ率増加など、設定した目標に対する成果を追求したSEO戦略のサポートを受けられます。

株式会社フルスピード

株式会社フルスピードは、インターネットマーケティングや広告に関する事業を手掛ける企業です。SEOコンサルティングは20年以上提供しており、取引社数は7,000社以上を謳っています。

業界や競合環境を詳細に調査・分析したうえで、施策が提案されるのが強みのひとつです。SEO課題の解決だけでなく、運用者のスキル向上につながるノウハウの提供もサポートしているため、内製化を検討したい場合にも適しています。

株式会社ウィルゲート

株式会社ウィルゲートは、コンテンツマーケティングやマーケティング・セールスなどの事業を展開している企業です。SEOコンサルティングでは、業界トップクラスの取引実績7,700社を謳っており、株式会社丸井・SBI損害保険株式会社などでの成功事例も公開されています。

SEOコンサルティングのサービス内容は、キーワードの選定・サイト修正施策の提案・分析レポートの提出がベースですが、成約率改善コンサル支援や記事企画・執筆などのオプションも追加可能です。内製化を目指す企業向けに、SEO研修も実施しています。

初歩的なSEOの知識をつけてから提案を受ける

SEOコンサルティングを依頼するコンサル会社を選ぶ際は、各社の提案を比較する必要があります。提案の良し悪しを判断するためには、少なくとも初歩的なSEOの知識は身につけておく必要があるでしょう。

SEOの基本的な知識・ノウハウについては、コンサル会社が公式ページやSNSなどで公開している場合もあります。SEOコンサルの提案を受ける前に、「SEOとは何か」「自社サイトにはどんな施策が必要だと考えられるか」といった点については勉強しておくとよいでしょう。

自社の課題を洗い出しておく

SEOコンサルティングでは最初に自社の課題を調査・分析しますが、その前に自社の課題を洗い出しておくことも大切です。「集客が足りない」「売上を伸ばしたい」など課題を洗い出しておくことで、コンサル会社の提案とのミスマッチを防げます。

抽出した自社の課題は、初回の相談時にコンサル会社にも伝えましょう。具体的な課題を挙げるのが難しければ、「もっとこうしたい」という点でもOKです。

外注する範囲を明確にしておく

コンサルに外注する範囲の明確化も必要です。SEO戦略を提案してもらうだけでよいのか、サイトの改善を実行してほしいのかによって、依頼すべきコンサル会社やプランは異なります。将来的に内製化を目指すのか、当面は運用を代行してほしいのかも重要なポイントです。

たとえばコンテンツ制作は、対応してくれる会社とそうでない会社があります。特にコンテンツ制作にも力を入れているコンサル会社もあるので、依頼を前提に考えるなら、その業務が得意なところを選ぶとよいでしょう。

年単位での予算を確保しておく

SEO対策のコンサルティングは、すぐに成果が出るとは限りません。サイトを最適な状態にすることだけでなく、その後いかに正しい運用をするかが重要です。SEO対策にかける予算は短期ではなく、年単位で確保しておくことをおすすめします。

コンサルティングの利用を数か月でやめてしまうと、継続的な成果の向上を達成できないケースもあるため要注意です。分析と改善を繰り返しながら、自社サイトのSEO対策のノウハウを継続的に集めていくことが大切だといえます。