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アクセス解析で、サイト全体の「セッション数(月間流入)」を、チェックして前月からの変動の原因を把握できている

アクセス解析とは、企業のWebサイトに訪れる利用者の「行動」を把握し、サイト全体およびページごとのパフォーマンスを数値的に捉えることで、サイトのどの部分が良いのか悪いのかを見つけて改善に役立てる、一連の取り組みを言います。

主要な「指標」としては、ユーザー数(利用者の総数)、セッション数(サイト訪問の総回数)、ページビュー数(ページが表示された回数)などがあり、これらを分析することで、自社サイトがどの程度の関心を集めているかがわかります。効果的なアクセス解析により、サイトにおいて改善すべきポイントを特定し、より多くの訪問者を惹きつけるための計画を立てることができます。

自社サイトにおける「アクセス解析(GA4)」の重要性を理解する

「アクセス解析」という名称から、難解なイメージがあるかも知れませんが、専用ツールを使用すればそれほど難しいことはありません。いずれにせよ企業サイトを運用するにあたっては、サイトを取り巻く数値をいったんでも知っておくことが重要です。その数値をスタート地点として、どのような改善すべきかを考えていく、そして改善後にまた数値を見て、トライアンドエラーを繰り返していくことがデジタルマーケティングでは、とても大切です。

そして、アクセス解析では、Googleが提供する無料のウェブ分析ツールである「Google Analytics(GA4)」を利用するのが一般的です。有料かつ高機能のツールもいくつかありますが、中小企業が自社サイトを分析する場合にはこの「GA4」で機能的に十分です。

これらのツールを最大活用することで、自社サイトのパフォーマンスを向上させていきましょう。

GoogleAnalytics(GA4):https://analytics.google.com/

アクセス解析では、もっとも基本的な指標である「セッション数」を知る

実際にGoogleAnalytics(GA4)を閲覧してみると、色々な指標が並んでいるため、どの数値をチェックするべきなのか迷ってしまうかも知れません。ここで、企業のデジタルマーケティング担当者が最も最初にみるべき指標は、まずは「セッション数」になると思います。

セッション数(Session)とは何か

セッション数とは訪問数とも言われ、利用者(ユーザー)がサイトに流入してから離脱するまでを表します(= 1セッション)。もし、同じ利用者(ユーザー)が1日に複数回サイトに流入した場合は、それぞれの流入が別セッションとしてカウントされます。この指標は、利用者(ユーザー)のサイト流入頻度・関与度を測定するのに有効です。

ユーザー数(UU)と、セッション数の違い

ユーザー数とは、一定期間内にサイトに流入したユニークな利用者の数を表します。同じ利用者が何度サイトに流入してもユーザー数は1とカウントされます。一方、セッション数はその利用者がサイトに訪れた回数を示し、同じ利用者でも複数のセッションとしてカウントします。

ページビュー数(PV)と、セッション数の違い

ページビュー数とはセッション数とは異なり、ページが表示された回数を意味します。1セッションであっても複数ページを閲覧していればページビューは複数カウントされるため、サイトのユーザビリティや回遊性を表す指標と言えます。

まずは、基本となるセッション数の「月別」の推移を追いながら、合わせてユーザー数やページビュー数をもチェックすることで、自社サイトが外部からどのような印象を持たれているかを評価することができます。

なお、GoogleAnalytics(GA4)での「セッション数」の調べ方は、管理画面へのログイン後に、左メニューの「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」から確認することができます。

「トラフィック獲得」画面

さらに、ページ別の「セッション数」を調べるときにはちょっと難しいですが、左メニューの「探索」→「自由形式」→「カスタムで期間を設定」→「ディメンション(ページタイトル・ページパス+クエリ文字列)」→「指標(セッション)」の順番で設定し、右上のインポートをクリックすることで確認することができます。

「探索」画面
「ディメンション(ページタイトル・ページパス+クエリ文字列)」画面
「指標(セッション)」画面

これらの数値を、サイト全体・ページ別・期間ごとの視点で分析することで、デジタルマーケティングにおいてどのように今後に取り組むべきかの手がかりとなります。

自社サイトで、セッション数(月間流入)を伸ばすための取り組むこと

まずは何よりも、検索エンジン対策(SEO対策)に取り組むことが大切です。キーワードやタグ設定を最適化し、さらに記事コンテンツを充実させることで、検索エンジンにおける表示順位を向上させます。さらには、関連ページへのリンク設計を行うことで回遊をうながし、ユーザビリティを意識したサイトづくりをすることが重要です。

参考メソッド:
重要キーワードを題材に、お役立ち情報(ブログ・コラム)の記事コンテンツを「定期的」に投稿できている
ブログ・コラムの記事コンテンツは、できるかぎり「分野・ジャンル」を絞って100個くらい公開できている

また、デジタル広告の継続的な出稿により新しい訪問者を積み上げていくこともセッション数を増加させる有益な手法と言えるでしょう。

いずれにせよこれらの流入施策とともにアクセス解析しながら「セッション数(月間流入)」の変遷を見ていくことが、成果を生み出すために必要な取り組みとなります。

まとめ

1つでも当てはまったらチェックしましょう。

  • 自社サイトにおける「アクセス解析(GA4)」の重要性を理解することができた
  • アクセス解析では、もっとも基本的な指標である「セッション数」を知ることができた
  • 自社サイトで、セッション数(月間流入)を伸ばすための取り組むことができた

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