すべてのページを「常時SSL化（https://）」に対応させることで、情報セキュリティを強化できている

それぞれのページが「SSL対応」できているかチェックする

SSLが適用されているWebページには、「https〜」から始まるURLアドレスや、URLアドレスの入力欄の脇に「鍵」のマークが表示されています。SSLのおかげでログインに必要なID/パスワードなどの個人情報を、安心して入力することができます。自社サイトのURLをチェックしてみましょう。

また近年では、自社サーバーではなくサーバーホスティングを使用している企業も多いと思います。SSL化されているか心配であれば、一度、サーバーホスティング管理会社に確認してみると良いと思います。

「常時SSL化」ができていなければ、SSL取得の手続きをおこなう

SSL化していなければ取得手続きが必要です。「SSL」を取得するには、SSLサーバー証明書の申請からインストールして利用を開始するまで、以下の4つのステップがあります。

SSLサーバー証明書の申請

SSLを取得するには、証明書を申請しなければなりません。
まず、SSLサーバー証明書の申請書である「CSR（Certificate Signing Request）」を作成しましょう。こちらはインターネット上で作成できます。完成したら申し込みフォームから申請を行います。

準備＋送付

申請を終えた後は認定を受けるための準備が必要です。下記の4点を準備して、認証局へ送付しましょう。

• CSR
• 印鑑証明書
• 企業実印済み申請書
• 登記簿謄本（※企業認証SSL・EV SSLの場合）

なお、認証局はいくつも存在しますが、代表的サービスをひとつ紹介すると「グローバルサイン」があります。1996年に電子認証サービスが登場してから認証局として10年以上の実績を持ち、世界中で累計2,500万枚以上の電子証明書を発行しています。

審査〜証明書発行

送付したら審査〜証明書の発行です。認証局にて、企業実在の審査・確認やドメイン所有者の確認などの認証を得たら、いよいよ証明書の発行となります。
証明書発行メールを受信したら、所定のURLから証明書をインストールしてください。

インストール

最後に、発行された証明書をサーバーにインストールしましょう。
これでSSLの取得は完了です。

多くの企業で「常時SSL化」への対応は進んでいきます。Googleが推奨していることもあり、もはや「HTTPS」のWebサイトであることは企業サイトとしては当たり前になりつつあります。

まだ常時SSL化をされていない場合は、企業ごとに見極めのタイミングはあるかとは思いますが、ユーザビリティを考えれば、早いうちの対応を考えた方がいいかもしれません。