お役立ち資料/メール登録を用意して、CVよりハードルが低い「中間CV」をうながすことができている
Webサイトを作って製品サービスを掲載したとしてもすぐに「お問い合わせ」が殺到して、商談が進むということはありません。
利用者からすれば、情報収集の段階で問い合わせするのは「本格的に検討していないのに企業側に失礼ではないか、営業されるのは面倒だ」といったネガティブ心理が働くものです。
サイト流入は順調に増えていっているけど、CV(問い合わせ)に結びつかない。
これには、サイトにある製品サービスや記事コンテンツの情報によって、関心を持ち始めた利用者の気持ちをさらに盛り上げるための仕組みが必要で、それが「中間コンバージョン(中間CV)」になります。
それでは、中間CVの設置の仕方について試していきましょう。
作業手順
中間コンバージョン(中間CV)にはどんなものがあるか理解する
中間CVとは、サイト上にある「情報コンテンツ」と「お問い合わせ(CV)」の間をつなぐようなもので、問い合わせするほどではないけどもう少し詳しい情報が知りたい・もっと情報が欲しいという要望に応えるものです。
すぐ営業マンから電話がかかってきそうな「お問い合わせ」に比べて、その前にもう少しハードルを下げてあげることで「フォーム入力」という行動を起こしやすくさせます。
中間CVには、主に以下のようなものがあります。
- お役立ち資料・資料ダウンロード(ホワイトペーパー)
- ウェビナー/セミナー参加
- メールマガジン登録
- 無料体験デモ版のアカウント発行
- オンライン自動見積もり
- ショールーム・工場見学の予約
- カタログパンフ送付請求
- 診断コンテンツ・アンケート
このように「中間CV」は、製品サービスによっても様々な方法が考えられます。中間CVは、手間はかかりますが、心理的な負担を感じさせずに手軽にアクションさせて、さらに関心を深めることができる仕組みとして、効果的です。
- SEO対策および記事コンテンツ(ブログ/コラム)による「サイト流入」
- お役立ち資料・資料ダウンロード/メールマガジン登録をフックにしたフォーム入力による「中間CV」
- 中間CVで取得した見込客に対する定期的なメール配信によって「関心育成」
- お問い合わせフォームによる「CV」
- 窓口担当からのメールアプローチによって「商談化」
中間CVを設けることができたら、定期メール配信を設計する
中間CVによって、フォーム入力した「見込客」には、さらに検討度を高めていく「ナーチャリング(育成)」をしていきます。定期的なメール配信で見込客とのつながりを強めていきましょう。
ナーチャリングメールについては以下のようなものがあります。
- ウェビナーの開催日通知
- 記事コンテンツ(ブログ・コラム)の投稿通知
- 割引などのキャンペーン通知
- 製品サービスの機能紹介
- 導入事例の紹介
メールアドレスを取得している見込客のすべてに同じ内容のメールを送っても良いですが、見込客の関心度に応じて、いくつかにメールアドレスを区分けしてからそれぞれ文面・頻度を変えて送信するなどするとより丁寧で、効果的です。
ここまでやっていく場合には、顧客管理のマーケティングオートメーション(MA)などを導入して運用管理していく方が楽になるかも知れません。
いずれにせよ、まずは「中間CV」を設けることからトライするのが良いと思います。
まとめ
1つでも当てはまったらチェックしましょう。
- 中間コンバージョン(中間CV)にはどんなものがあるか理解できた
- 中間CVを設置した後に、定期メールの配信を設計することができた
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