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サイト構成で、サービス導入時の費用シミュレーションなど検討をうながす「料金プラン」のページを用意できている

「料金ページ」は、製品およびサービスの価格を掲載するページです。価格を公開することで、利用者にとっては、製品サービスの「比較検討」がしやすくなります。

製品サービスの形態によっては、なるべく「料金」を公表したくない、問い合わせがあった段階で見積もりとして提示したい、などあるかも知れません。それでも「料金ページ」自体は用意しておくことが望ましいです。まだ、ページが存在しないようでしたら設置を検討してみましょう。

自社サイトに、「料金ページ」を設置することによるメリットを知る

Webサイトに「料金ページ」を設置する場合には、以下のメリットがあります。

  • 同業他社との比較検討の「俎上」にのせられる
  • 商談時に、双方の「金額ギャップ」を発生させないで済む
  • Googleでの「検索需要」が大きい

いくつか「製品サービス」を比較検討しているときに、まだ他にいくつも候補がいる段階から「料金だけ知りたいので問い合わせする」というのは心理的ハードルが高く、実行しづらいです。

よほど機能が充実しているなど他と比べて優位性があれば別ですが「わざわざ問い合わせするくらいなら候補(俎上)に入れない」とする方が多いのではないでしょうか。料金を未開示にしている製品サービスは導入コストのシミュレーション算出がしにくいのでやむを得ず候補から外されることもあります。

こういった機会損失を減らすためにも「料金ページ」は重要です。

また、料金ページで価格を開示しておけば、商談時に見積もり提示をしたときに、かかる金額に対する認識の差(ギャップ)が大きく発生することはありません。実際に商談になって「そんなに費用がかかると思わなかった」という事態を未然に防ぐことができます。

さらに、料金を開示することはSEO対策にもなると言われています。製品サービスを探している利用者の大部分は、製品サービスの機能はもちろん価格についても調べています。そのため「悩み・困りごと 料金」「製品サービス 機能 値段」などといった検索は「重要キーワード」となることが多いです。

「検索エンジン」に引っかかる機会をなるべく設けるという点においても、料金ページは用意するのが望ましいと言えます。

それでも、決まった価格がないなどで「料金」を掲載できない場合もあると思います。その場合は、「最低価格」だけでも記載しておくのがよいでしょう。何かしらの目安を示すことで検討の足がかりとすることができます。

また、まったく開示できない場合でも、料金ページに「料金についての詳細は、お問い合わせください」と案内して、CTAを設置することだけでも意味はあります。

機能/効果をしっかり明記して、検討をうながせる「料金ページ」を設置する

実際の、「料金ページ」ですが、クラウドサーカスのサイトを例に挙げます。

クラウドサーカス料金プラン
クラウドサーカスサイト「料金一覧」より:https://cloudcircus.jp/price/
※2024年5月1日時点

料金ページでは、支払いをすることで「何ができるか」「どこまでが含まれるのか」をしっかり明記することが大事です。せっかく開示しても支払うに見合った価値を感じてもらえないとコンバージョンしませんので「機能/効果」を細かく記述しましょう。

  • 料金(初期費用・月額費用など)
  • 機能/スペック(何人まで使用可能か、複数プランあるか、別途必要な機器はあるか)
  • 最低利用期間
  • 導入までの流れ(申込後いつから課金開始か、解約規約など)
  • 税抜/税込、送料、手数料など

また、導入実績/事例など「関連ページ」へのリンクを設置するのも説得力が上がるため良いと思います。

「料金ページ」をより良く作り込むことで訪れた利用者の比較検討をうながしましょう。

まとめ

1つでも当てはまったらチェックしましょう。

  • 自社サイトに、「料金ページ」を設置することによるメリットを理解できた
  • 機能/効果をしっかり明記して、検討をうながせる「料金ページ」を設置できた

監修者情報

グロースマーケティング研究部

福田湧基

コンサルテイング本部 事業開発課所属

福田湧基(ふくだ ゆうき)

クラウドサーカス株式会社で、デジタル集客およびDX支援コンサルを担当。
昨今のAI時代における企業の競争力強化を最大の目的とし、AIO対策サービスの開発から市場への展開までを主導しています。

監修者情報

グロースマーケティング研究部

白道 獅化

コンサルテイング本部 事業開発課 AI部門所属

白道 獅化(しらみち しか)

SEO・広告を中心としたデジタルマーケティングの領域で5年目を迎え、これまで1000社以上のサイトデータ分析に携わってきました。
現在はAIO対策のコンサルティング支援を提供する事業のサービス開発を担当しています。

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