顧客が抱える「課題」を独自メソッドで「成功」へ導くマガジン。

KNOWHOWノウハウ

  1. HOME
  2. ノウハウ
  3. NURTURING
  4. ウェビナーを定期的に開催することで、製品サービスへの「関心」を深める活動ができている
NURTURING

/ 更新日

ウェビナーを定期的に開催することで、製品サービスへの「関心」を深める活動ができている

「ウェビナー(Webinar)」とはウェブ+セミナーの造語で、オンラインで開催するセミナーのことをいいます。ウェビナーには、生中継で「ライブ配信」するタイプと、あらかじめ撮影編集しておいたものを「録画配信」するタイプがあります。

ウェビナー(Webinar)には、参加者の反応がわかりにくい、臨場感が伝わりにくいなどもありますが、天候・地理的な影響がなく、会場を用意しないで済むなど「利点」もたくさんあります。むしろ、今やセミナーを「オンライン」で開催することが当たり前になってきているのではないでしょうか。

ウェビナーのメリット
  • 遠方からでも参加しやすい、悪天候でも決行できる
  • 開催会場を用意する必要がない、人員が少なくても実施できる
  • アーカイブ録画を保存して二次利用できる
ウェビナーのデメリット
  • 動きが少なく、臨場感が低いため集中力が散漫になりやすい
  • モニター越しのために参加者の反応が伝わりづらい

製造業においても「中間CV」になりうる施策のひとつとして、ウェビナーは大変注目されています。ぜひ営業活動の一環として、自社のマーケティング活動に取り入れてみましょう。

この記事では、「ウェビナー」について紹介します。

ウェビナー/セミナー開催に向けて、用意周到に「事前準備」をおこなう

では、ウェビナーとはどのように行えば良いのでしょうか。ここでは、自社開催による1時間〜1時間半程度のライブ配信ウェビナーを実行する流れを考えてみましょう。

  • 目的・対象を決める
  • 講演テーマ・内容・日時を決める

ウェビナーを開催することで何を達成したいのか、誰に参加して欲しいのか、参加者に何を提供して、その結果どのような行動をして欲しいのかをまず最初に想定しておく必要があります。その「目的」が、新たな見込客開拓であれば既存客にしかわからない内容では参加者は集まりませんし、業界を絞って営業アプローチしたいのであればその業界全体が課題に感じていることをテーマにした方が反応は良いでしょう。また、開催したら終わりではなく、その後にどうフォローしていくかも考慮しましょう。

  • 講師がプレゼンテーションする場所・スペースを決める
  • ウェビナー申込ページを用意する

ウェビナーの内容や日時が決まったら「申込ページ」を用意する必要があります。各種のウェビナーが一覧できるページと、ウェビナーの詳しい内容と「入力フォーム」や「CTA」が設置された詳細ページを用意しましょう。

  • ウェビナーの告知をする

ウェビナーの内容や日時が決まったら「告知」をして、集客をする必要があります。主には以下が考えられます。最初は、集客も難しいですがサイトやメール等を駆使しながら定期開催することで徐々に参加者を増やしていきましょう。

自社サイトでの告知(トップページ、ウェビナーページ、ブログ/コラム等)
  • メールマガジンの配信(自社の見込顧客リストへの告知配信)
  • 自社のSNSアカウントへの告知投稿
  • デジタル広告出稿(Google・Yahoo!・Facebook広告などへのターゲティング配信)
  • 共催による集客強化(競合にならない近しい業界企業との共同開催)
  • 展示会・イベントで入手した「名刺リスト」へのお声がけ
  • 自社の営業部員による既存顧客へのお声がけ
講演用のプレゼンテーション資料を作成する 参加者向けのアンケートを作成する

ウェビナー終了後の「アンケート」では、講演への感想・意見、紹介した製品サービスへの関心度などを知ることができます。関心が高ければすぐに営業アプローチをとって商談に進むこともできますので、アンケートは必ず取りましょう。Googleアカウントがあれば誰でも使用可能な「Google Forms」を使えば簡単にアンケート作成できますのでやってみましょう。

ウェビナー用のオンライン配信システムを選定・用意する

ウェビナー実施までの準備期間は、告知も考えると3週間くらい前からが良いと思います。また、「オンライン配信システム」はいろいろありますが、以下のような代表的ツールを使っていれば問題ないでしょう。

Zoom

GoogleMeets

ウェビナー/セミナーの「当日本番」の段取りを抜け漏れなくおこなう

ウェビナーの当日になったら、開始する10分くらい前にはオンライン会議ツールを起動させて、「マイク」「カメラ」などの最終チェックをしましょう。事前に、入念な「リハーサル」を実施しておけば本番で抜け漏れがあって慌てることはないでしょう。

1時間であればおおよそ以下のようになると思います。1時間半であれば講演時間が単純に30分増えて75分になりますが、その場合は中盤で5分休憩を入れるのが望ましいです。

  • 冒頭の挨拶(1分)
  • 本日のアジェンダ・タイムテーブル(2分)
  • 講師プロフィール紹介(2分)
  • 講演(45分)
  • 質疑応答(5分)
  • お礼のメッセージ・キャンペーンのお知らせ(1分)
  • 講演終了後のアンケート記入(4分)

その他、気をつけるポイントとしては、

  • プレゼンテーションに集中しすぎて時間配分を忘れないようにする
  • 早口になりすぎないように、あるいは遅くなりすぎないように注意する
  • 聞き取りやすい「声量」になっているか注意する
  • PCの「ポップアップ通知」を設定オフにしておく
  • ウェビナーと関係のないブラウザの「タブ」は閉じる
  • 背景は、自社ロゴの入った「バーチャル背景画像」を用意する
  • 騒がしくない場所・スペースで講演をおこなう
  • 清潔な服装・頭髪を心がける

これらすべてに抜け漏れなく気を配れれば、あとは頑張ってプレゼンテーションを行うだけです。ウェビナーは、回数をこなしただけ上手になると言われます。最初から上手くはいかないかもしれませんが、何度も繰り返して商談に結びつけましょう。

まとめ

1つでも当てはまったらチェックしましょう。

  • ウェビナー開催に向けて、用意周到に「事前準備」することができた
  • ウェビナーの「当日本番」の段取りを抜け漏れなく実行できた
グロースマーケティンググループ 編集部

グロースマーケティンググループ
編集部

「成果を、共に」
顧客と共に考え、実行を繰り返しながら「成果」を追求するグロースマーケティンググループ(GMG)の、デジタルマーケティング情報メディア。BtoB企業の営業・マーケティング担当者がすぐに使える「お役立ち情報」を発信していきます。

成功へ導く
6つの要素