「差出人名」は企業名のみではなく「個人名」も加えて、私信感のある体裁にして開封しやすくできている
自社サイトへのお問い合わせや、展示会等のイベント現場での名刺交換などから、「見込顧客(リード)のリスト」を作成することは多くのBtoB企業が手がけていることかと思います。
せっかく保有している見込顧客リストなので、メールニュース・メールマガジンなどで情報提供することで自社の製品サービスへの関心を高めて、「商談」に結びつけるなどできればと思いますが、それにはまずメールの「差出人」に気にかけてみましょう。
作業手順
今まで見込顧客へ送信していたメールは「差出人」をどうしていたか確認する
メール(いわゆる電子メール)を定期的に「見込顧客(リード)」に対して発信するという取り組みは、BtoB企業のデジタルマーケティング活動においては、もはや必須となっています。
そのため、企業の購買担当者であれば、毎日たくさんのメールニュース・メールマガジンが「受信箱」をいっぱいにしているでしょう。これらの担当者の多くが、受信箱にあるメールの「件名」「差出人」を一瞥して、ものの数秒で必要 or 不要を選別して、不要なものは「ごみ箱」に移動させると言われています。
「件名」と「差出人」は、メールを「開封」させて本文を読んでもらうためにも、極めて重要です。今まで、見込顧客宛に送っていたメールの「差出人」がどのようにしていたか、ちょっと確認してみましょう。
例:クラウドサーカス株式会社
例:クラウドサーカス・デジタルマーケティング事務局
例:クラウドサーカス 黒須まき子
例:黒須まき子(クラウドサーカス)
例:黒須まき子 / クラウドサーカス(株)
(A)と(B)では、(B)のほうが事務的な印象を持たれることが少なく、関心を持たれやすいです。デジタルマーケティングとは言っても、対象となる相手は「人」である以上、親近感を持ってもらうためにも担当者名を表記しましょう。開封される可能性も高いです。
また個人名の表記は、「漢字(姓)+漢字(名)」ではなく「漢字(姓)+ひらがな(名)」などにしたほうが、より親しみやすい印象を持たれるという意見もあります。特に漢字である必要がなければ試してみるのも良いでしょう。
- 漢字(姓)+漢字(名):黒須真紀子
- 漢字(姓)+ひらがな(名):黒須まき子
定期メールを送信する際には、今後は「差出人」には個人名を入れる
今まで送っていたメールが会社名だけであれば今後は、以下のように「差出人」を明記してみましょう。こちらは、当社がお客さまに定期送信しているメールサンプルです。
なお、「差出人」を明記したからには、本文において別の名前を名乗っていないか、念のため確認しておきましょう。かえってちぐはぐな印象を与えてしまうことになりかねませんので。
いずれにせよメールは、見込顧客に向けてこちらから発信することができる「プッシュメディア」ですから、活用しない手はありません。積極的にメールを送信することで「関心」を育成し、「ウェビナー」や「展示会」などの情報も提供しつつ、商談化を目指していきましょう。
まとめ
1つでも当てはまったらチェックしましょう。
- 今まで見込顧客へ送信していたメールについて、「差出人」を確認できた
- 今後は、定期メールの「差出人」に個人名を入れるように対処できた