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生成AIで、自社の製品サービスが顧客に提供する「ベネフィット」を整理するには

専門知識がなくても、自社サービスの「ベネフィット(効果)」を整理できるのか

「生成AI(ジェネレーティブAI)」は、中小企業にとっては手軽に知識・ノウハウを得られる革新的なツールと言えるでしょう。例えば、その道の専門家でなくても、自社の製品やサービスが顧客に与える「ベネフィット」を整理するときにも使えます。

ところで、ベネフィットというのはなんでしょうか?ベネフィットとは、製品視点ではなく顧客視点で、お客さまが感じられる効果・恩恵のことです。単なる機能や特徴ではなく、「顧客にとって最終的にどのような良いことがあるか」に焦点を当てた考え方です。ベネフィットを整理すれば、見込顧客の関心を惹きつける、効果的なメッセージを発信できます。

ここでは、中小企業がデジタルマーケティングを実行する際には欠かせない、「ベネフィット」について詳しく見ていきましょう。

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そもそも「ベネフィット」とは何か、似ている言葉である「メリット」との違いは?

さて、「ベネフィット」について今一度、整理してみましょう。ベネフィットとは、顧客が製品サービスを利用することで最終的に得られる効果・恩恵です。一方、「メリット」は、その製品サービス自体の直接的な長所・利点を指します。

たとえば、あるソフトウェアの「メリット」は「データ分析が可能」という機能であり、「ベネフィット」は「データ分析を通じて経営判断が正確になり、その結果として事業収益が向上する」ことです。製品サービスの導入を考えている企業担当者は、経営的にどのような影響があるかを常に考えています。直接的な利便性だけでなく経営へのインパクトまでを含めて言及するのがベネフィットと言えるでしょう。

※メリット: 自社側から考える、製品サービスの長所・利点
※ベネフィット: 顧客側で感じる、製品サービスのよって得られる最終的な効果
         (主には、経営的な視点での売上増・収益向上・商談増・コスト削減など)

中小企業担当者でもできる、生成AI(ChatGPT/Gemini/Claude)を使ったベネフィットの作成方法・プロンプト例

このように、デジタルマーケティングはもちろん、事業戦略においても大変重要な考え方である「ベネフィット」。これをうまく理解せずに製品サービスの特徴だけをアピールしても、なかなか見込顧客の注目を集めることはできないということになります。

ただ、そうはいってもベネフィットを整理するのはそれなりに知識・経験が求められます。専門家でもない企業担当者にできるのでしょうか。そこで、業務効率化のための強い武器である、「生成AI」を使ってベネフィットを作成することを考えてみましょう。ここでは、簡単にプロンプト例を作ってみました。

<AIプロンプト例>
私は、マーケティングの専門家です。自社の製品サービスが顧客に提供できる
「ベネフィット」を顧客視点での価値を明確にすることを得意とします。

・目的:
 自社の製品サービス「XXXXX」が、顧客に提供できる価値(ベネフィット)を整理する
 ※メリット: 自社が主体で考える、製品サービスの長所
 ※ベネフィット: 顧客が感じる、製品サービスのよって得られる最終的な効果
          (主には、経営的な視点での売上増・収益向上・商談増・コスト削減など)
・対象: 日本国内、中小企業、製造業(業種までわかれば可)、BtoB、仕入担当者・経営者
・テーマ: 自社の製品サービス「XXXXX」が、ターゲット顧客に対して提供する
・生成したい内容:
 ・1. 製品サービスができること(機能・特徴)
 ・2. 製品サービスの機能・特徴によって顧客が得られるメリット(長所)
 ・3. 製品サービスによって顧客に提供できるベネフィット(効果)
 ・4. 製品サービスがベネフィットを提供できるという「根拠」
その他: 日本語で出力する

なお、出力された情報は一度では満足できる内容ではないかも知れません。ただ、それらをドラフト版として社内ディスカッションなど行い、何度かプロンプトを修正していくと精度を増していくでしょう。このように、プロンプトに少しずつ慣れていくことでデジタルマーケティングの効率を向上させることが期待できます。

まとめ

ChatGPTやGemini、Claudeと言った生成AIツールは、中小企業にとって、製品サービスの「ベネフィット」を効率的に整理するためにはとても有益なツールです。「ベネフィット」と「メリット」の違いをしっかり理解し、生成AIを活用することで、見込顧客が求めることに合致したメッセージを発信できるようになるでしょう。このプロンプト作成は、最初は難しい部分もありますが、試行錯誤しながらぜひデジタルマーケティングに活用していきましょう。

1つでも当てはまったらチェックしましょう

  • 専門知識がなくても、自社サービスの「ベネフィット(効果)」を整理できた
  • 「ベネフィット」と似ている言葉である「メリット」との違いを理解できた

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グロースマーケティンググループ 編集部

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