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社内で納得される!サイトリニューアル提案書の作成法と注意点

サイトリニューアルを成功させるためには、魅力的なデザインや最新技術だけでなく、プロジェクトの初期段階である提案書が重要な役割を果たします。

特に社内でリニューアルの必要性を納得してもらうためには、明確な目的や課題の共有、具体的な改善提案が欠かせません。しかし、どのように説得力のある提案書を作れば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、サイトリニューアルの企画書を作成する際の基本的な構成や注意点を詳しく解説します。説得力のある企画書を作成するために、ぜひ参考にしてください。

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サイトリニューアル提案書作成の基本ガイド

サイトリニューアルの提案書を作成するための基本的な構成について解説します。

提案書の概要と構成

サイトリニューアル提案書は、プロジェクトの全体像をわかりやすく伝えるために重要です。まずは提案書全体の内容を示した概要もしくは目次を作成します。概要・目次があることで、各ページへのアクセスや、全体像の把握がしやすくなります。

以下の基本的な項目を網羅することが望まれます。

・目的
・背景
・現状の課題
・ターゲット層
・提案内容
・成果指標
・予算
・スケジュール
・他社事例

読み手が一目で内容を理解できるよう、見出しや箇条書きを効果的に活用し、視覚的にも整理されたデザインを心がけましょう。以下では各項目について、さらに詳しく解説します。

リニューアルの目的と背景

サイトリニューアルを実施する目的や背景を明確にしましょう。

具体的には、「既存の自社サイトにどのような課題があるのか」や「サイトをリニューアルすることによって、どのような成果を得たいのか」などを明示します。たとえば、「アクセス数の低迷やユーザー離れ」といった課題がある場合、新しいデザインやコンテンツで解決する方法を提示します。

さらに、競合他社の動向や業界トレンドも背景情報として盛り込むことで、企画の妥当性をアピールでき、提案の説得力を高められます。

自社サイトの課題

次に、現状の課題をより具体的に分析し、その結果を明示することが重要です。

直帰率が高いページやコンバージョン率の低いフォームなど、データに基づいた問題点を挙げることで、リニューアルの必要性を客観的に示すことができます。サイトリニューアルに取り組む前に定量分析と定性分析を行い、漠然とした内容ではなく、課題をより詳細に提示しましょう。

課題をよりわかりやすく伝えるために、グラフや表を活用して視覚化するのも効果的です。

ターゲット層とコンセプト設計

課題を明らかにしたら、ターゲット層を明確にし、そのニーズに応じたコンセプトを設計します。

ターゲット層を設定する際には、実際に自社サイトを訪れる詳細なペルソナ設定を行う必要があります。具体的には以下の要素を検討し、よりリアルな人物像を設定しましょう。ペルソナを元に、ユーザー視点での提案を意識することが大切です。

・氏名
・年齢
・居住地
・職業
・収入
・趣味嗜好

ターゲット層を設定したら、コンセプト設計を行います。たとえば、若年層向けなら視覚的に魅力的なデザインやモバイルフレンドリーな構成が、ビジネス層向けなら、信頼性を重視したコンセプト設計が適しています。

デザインとコンテンツの提案

サイトリニューアル後の完成イメージができるように、デザインやコンテンツの提案を行います。ビジュアルと情報の両面からユーザー体験を向上させるものにする必要があります。

コンテンツ案は、新コンテンツと既存コンテンツをわかりやすく明記したうえで、計画したコンテンツを構造化して示しましょう。コンテンツの提案内容をもとに、デザイン案を提示します。

具体的には、ブランドイメージを強調する配色やフォント、ユーザーの興味を引くコンテンツ構成などを提案します。他社のデザインを参考にしたり、視覚的にわかりやすいように簡易的な図で示したりすると良いでしょう。

成果指標と目標設定

提案書には、具体的なKGIやKPIと目標を設定しましょう。KGIとKPIの定義は以下の通りです。

・KGI:企業が目指す「最終目標」=企業の経営戦略やビジネス戦略のゴールを定める指標
・KPI:KGIを目指すための「中間目標」=最終目標(KGI)達成に向けて適切に行動できているかどうかを、定量的に把握するための指標

KGIは最終目標であるのに対し、KPIはKGIを達成するための中間目標です。どちらも具体的な数値で設定することが大切です。具体的な数値があることで提案の進捗を評価しやすくなり、プロジェクト全体の透明性が向上します。目標は、実現可能でありながらも挑戦的なものに設定しましょう。

予算とスケジュール管理

次に、予算やスケジュールを具体的に提示しましょう。予算に関しては、デザイン費用、開発費用、運用コストなどを細分化して明記することが重要です。

また、スケジュールは各フェーズの目安期間を明記することが重要です。サイトリニューアルでは、基本的に以下の工程で進められます。

1.要件定義
2.設計
3.デザイン
4.ページ制作
5.テスト

事前にスケジュールを想定することで、企業にリニューアルを依頼する際や、実際に進める際にもスケジュール管理がしやすくなります。

他社事例を活用する方法

他社の成功事例を参考にすることで、提案内容の説得力を向上させることができます。具体例として、デザイン刷新によってCVRが向上した事例や、新しい機能の導入でユーザー満足度が上がったケースなど、サイトリニューアルによって成果が上がった実際の例を紹介しましょう。

実現可能性を示すことで説得力が増すため、決済者に検討してもらえる可能性が高まります。

提案書作成における注意点

提案書作成時には、正確な情報提供とわかりやすさを意識しましょう。冗長な表現や専門用語の多用は避け、誰でも理解できる言葉で説明することが大切です。また、情報を盛り込みすぎると重要なポイントが埋もれるため、内容を絞り込む工夫も必要です。

より具体的なポイントについては、次章以降で解説します。

成功するサイトリニューアル提案書のポイント

サイトリニューアルの提案書を作成する際のポイントを紹介します。

具体的な数字で示す

提案書の説得力を高めるためには、提案内容の効果を具体的な数字を使って示すことが重要です。たとえば、「アクセス数を3か月で20%増加させる」や「問い合わせ件数を1.5倍に増やす」、「直帰率を15%削減」といった明確な目標を掲げることで、提案の実現性をアピールできます。

さらに、過去の実績データや競合他社の成果を引用し、自社にとってどのような利益が期待できるかを伝えることも大切です。関係者がサイトリニューアルの価値を直感的に理解できるようになります。

わかりやすい言葉で伝える

専門用語や難解な表現は避け、誰でも理解できる言葉を選ぶことが大切です。特に社内の多様な関係者に向けた提案書では、技術者以外の人でも内容を把握できるように配慮しましょう。

たとえば、「UI/UXを改善する」といった表現よりも、「利用者が使いやすいデザインに変更する」といった具体的で易しい表現を用いることをおすすめします。わかりやすさは提案の成功率を高めることにつながります。

提案書を簡潔にまとめる

提案書は読み手が重要なポイントをすぐに把握できるよう、簡潔にまとめることが求められます。冗長な説明な情報はできるだけ省き、目的や課題、解決策などを明確に記載しましょう。

たとえば、各セクションに見出しや箇条書きを使用することで、視認性を高めることができます。また、情報を直感的に伝えるには、図表やグラフ、画像などの活用も有効です。過剰な情報を省いて、読み手の負担を軽くするよう心がけましょう。

売上メリットを数字で示す

リニューアルによる売上向上の可能性を具体的な数値で示すことで、意思決定者の理解を促します。たとえば、「リニューアル後のECサイトで月間売上が〇〇万円(前年比〇〇%)増加する見込み」や「コンバージョン数〇〇件(コンバージョン率が○%)向上」など、具体的な実績予測を示しましょう。

数値で示すことで、サイトリニューアルによるメリットがより明確になり、プロジェクトの実現可能性や投資効果をより強く印象づけることができます。

提案内容に具体性を持たせる

抽象的な表現ではなく、具体的な行動計画を提案書に盛り込むことも重要です。たとえば、「新しいブログコンテンツの投稿頻度を週2回に増やす」や「問い合わせフォームを簡易化して離脱率を改善する」、「月次でのアクセス解析レポートを作成する」といった具体的な提案が有効です。

具体性のある内容を盛り込むことで、提案が単なる理想論ではなく、実現可能な計画であることを示すことができます。

サイトリニューアル提案書作成時の注意事項

サイトリニューアルの提案書を作成する際に、特に気をつけるべき注意点について解説します。

提案書に含めるべき重要項目

提案書には、以下の重要項目を確実に盛り込みましょう。

・目的
・背景
・現状の課題
・解決策
・予算
・スケジュール
・成果指標

これらの要素が網羅されていることで、読み手が提案内容を全体的に把握しやすくなります。特に、課題に対する具体的な解決策を明記することで、提案の実現性と信頼性を高められ、社内稟議に通りやすくなります。

数字と事例を活用して説得力を高める

提案の信頼性を向上させるためには、具体的な数字や実際の事例を活用することが効果的です。たとえば、「直帰率が50%から30%に改善したケーススタディ」や「新しいランディングページによるCVRの向上事例」など、実績に基づいたデータを示すことで、提案の有効性をアピールできます。

必要な情報だけを盛り込む

情報量が多すぎると、重要なポイントが埋もれてしまいます。提案書には、本当に必要な情報だけを厳選して盛り込みましょう。

たとえば、ターゲット層の詳細なデータや予算内訳など、意思決定に必要な項目に重点を置きます。必要最小限の情報を簡潔にまとめることで、読み手にとって理解しやすい内容となります。

費用を明確にする

提案書には費用の内訳を詳細に記載し、透明性を確保しましょう。たとえば、デザイン制作費用、システム開発費用、運用コストなどの内訳を具体的に提示することで、読み手の不安を解消できます。

また、投資価値をしっかりと伝えるために、費用対効果についてもしっかりと明示することが重要です。

プロジェクトの進行スケジュールを具体化する

提案書には、プロジェクトの進行スケジュールを具体的に記載しましょう。

各フェーズの開始日や終了日を明記するほか、「デザインフェーズを〇〇日、ページ制作フェーズを〇〇で完了させる」といった具体的な目安期間を提示することで、プロジェクト全体の流れを明確にできます。

スケジュールを細分化し、各フェーズの目標を設定することで、プロジェクト管理の効率化にもつながります。

サイトリニューアルで得られる効果とは?

本記事では、サイトリニューアルの企画書を作成する際の基本的な構成や注意点を詳しく解説しました。

現在のWebサイトが抱える課題を明確化し、リニューアルの目的を明確にしたうえで、効果的な提案書を作成することで、サイトのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。単にデザインを改善するだけでなく、ユーザーの行動を促進し、実際の成果につなげるためには、マーケティング戦略に基づいたリニューアルが不可欠です。

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