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⽂字サイズは、PCでもスマートフォンでも見やすい「14〜16pt」で大部分のテキストが構成できている

近年では、PCではなくスマートフォン/タブレット端末で情報収集するビジネスユーザーも増えてきました。そのため、BtoBでもPCでサイト閲覧しやすければそれで良いという時代ではなくなっています。

PC/モバイル端末のどちらでも閲覧しやすいサイトにするならば、レイアウト/画像はもちろん、何よりも「文字サイズ」にも気をつけなければいけません。

この記事では、「文字サイズ」について基本的な作業内容・テクニックを紹介していきます。

スマートフォンを考慮して「文字サイズ」を大きくする重要性を、知る

Webサイトは、スマートフォン閲覧を考慮することが必須の時代になりました。

そのため、スマートフォンの小さい画面サイズに自動適応する「レスポンシブデザイン」が推奨されるようになっています。大きなフォントサイズ、ボタンをタップしやすい余白スペース、簡素化されたナビゲーションなど。

モバイル端末の普及前は、大きな画面サイズを活かして、複雑なグラフィックや動画などを駆使して詳細情報を載せることができましたが、そのようなサイトは少なくなっています。BtoBサイトでも「スマホファースト」な、シンプルレイアウト構成が主流となっています。

文字サイズは「本文」を14〜16pt(ポイント)とし、「見出し」は24pt、32ptなどの「8の倍数」であれば、読みやすくバランスが良いとされています。

逆に「14pt未満」だとスマートフォンでは見づらくなります。PCサイトでも、主要なところではあまり使わない方が良いでしょう。

適正な文字サイズにすることのメリット
  • ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
  • サイト離脱を妨げて、回遊をうながす

文字サイズは、レイアウト・画像などと同じく気にかけるべき、大切なユーザーエクスペリエンス(UX)要素です。綺麗なデザインで構成していても「可読性」が低ければサイト離脱につながり、CVにつながらない要因となります。

自社サイトの文字サイズが「14〜16pt」以上になっているか、チェック

実際に、自社の「PCサイト」と「スマートフォンサイト」をチェックしてみましょう。

文字サイズのチェックにはページを構成するHTMLファイルのソースコードを調べてみても良いですが、Chromeブラウザの機能拡張ツール「WhatFont(フォント)」を使うと、手軽にチェックできます。

chromeウェブストア画面「WhatFont(フォント)」

▼例:https://cloudcircus.jp/

WhatFont(フォント)使用例

※モバイル端末の文字サイズは「Chromeデベロッパーツール(検証ツール)」を開くと、チェックしやすいです。(ツールバーの表示→開発/管理→デベロッパーツール)

「Chromeデベロッパーツール(検証ツール)」でモバイル端末を確認

もし、自社サイトをチェックして文字サイズが小さいと感じたら、社内のデザイナー/コーダーに相談してみましょう。文字サイズの大小はレイアウト全体に影響を及ぼしますので、社内でも意見交換した方が良いですが、ユーザービリティを考えると可読性が低ければ「改修」するのが望ましいでしょう。

なお、Webサイトの文字サイズは、ページを構成するHTMLファイルの「CSS」で設定することができます。下記は、「サイト全体」のフォントを16pt、「見出し(h1)」を24ptに設定する場合の、簡単なサンプルコードです。

pt設定のサンプルコード

また、ptだけでなく「px単位」や「em単位」で設定することも可能です。

「px単位」や「em単位」のサンプルコード

PC/モバイル端末のどちらで閲覧しても見づらくないように、自社サイトの「文字サイズ」には配慮しましょう。なお、それぞれの端末に合わせて自動調整するレスポンシブデザインについてはまた、別章にて説明します。

いずれにしろ、「スマートフォン対応」はデジタルマーケティングでは、もはや避けては通れない要件のため、忘れずに対処するようにしましょう。

まとめ

1つでも当てはまったらチェックしましょう。

  • スマートフォンを考慮して「文字サイズ」を大きくする重要性を、理解できた
  • 自社サイトの文字サイズが「14〜16pt」以上になっているかチェックできた

監修者情報

グロースマーケティング研究部

福田湧基

コンサルテイング本部 事業開発課所属

福田湧基(ふくだ ゆうき)

クラウドサーカス株式会社で、デジタル集客およびDX支援コンサルを担当。
昨今のAI時代における企業の競争力強化を最大の目的とし、AIO対策サービスの開発から市場への展開までを主導しています。

監修者情報

グロースマーケティング研究部

白道 獅化

コンサルテイング本部 事業開発課 AI部門所属

白道 獅化(しらみち しか)

SEO・広告を中心としたデジタルマーケティングの領域で5年目を迎え、これまで1000社以上のサイトデータ分析に携わってきました。
現在はAIO対策のコンサルティング支援を提供する事業のサービス開発を担当しています。

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